日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患、さらに脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などは「生活習慣病」であり、日本人の死亡者数の約6割を占めています。これらの発症には、食事、運動、睡眠、ストレス、休養のとり方などの生活習慣が大きくかかわっています。だからこそ、じっくりとお話をお伺いして日常の中でどこに原因があるのかを探り、どうすれば無理なく継続的に改善できるのかをご提案させていただきたいと思っています。
正直、生活習慣病は簡単には治りません。なぜなら、長年繰り返してきた生活習慣はそう簡単には変えられないからです。だからこそ、ご本人の「治そう」という気持ちが大事です。そのやる気を引き出すのも、私たちの役割だと思っています。
例えば、糖尿病には「痰濁」「瘀血」「虚弱」のタイプがあり、それぞれに対応が異なります。このように原因や症状、ご自身の体質にあった養生法があり、まずはそれを知ることが大切です。そのうえで「できること」を一緒に探し、それを「継続」できるよう、二人三脚でしっかりサポートさせていただきます。